
「子どもがいるママって、転職で不利なのかな…?」
そんな不安を抱えながら、私は34歳で3歳児育児中に転職活動をしました。
夫の転職、引越しに伴うタイミングで、正社員で働きたいと思う一方、様々な不安と向き合いながら転職活動を行いました。
この記事では、実際の転職体験を通して感じた「子持ちママ転職の現実」と、これから転職を考えているママたちへ向けた5つのポイントをご紹介します。
私のキャリア変遷
- 29歳:結婚を機に転職(同業界)
- 31歳:産休・育休
- 32歳:正社員で復職
- 33歳:育児との両立が難しく、職種の異なるパートへ転職(異業界)
- 34歳:在宅可の正社員へ転職(元の業界に戻る)
子持ちママの転職はやっぱり不利?私が感じたこと
実体験に基づく私の結論は以下です。
- 子持ち男性とは明らかに見られ方が違う
- 書類の通過率は圧倒的に低い
- でも今の時代、子持ちママの転職は不可能ではない



私が転職活動で感じた詳細は以下に記載しています。
子持ちママの見られ方「同時期に転職した夫と明らかに違った」
私は夫の転職、引越しに伴い転職をしました。
夫は私と同大学卒、同年齢、同業界で職種は異なりますが、ほぼ同じような経歴です。
しかも、私の職種は夫の職種より転職しやすいと言われていました。
そんな夫と同時期に転職活動して思ったことです。
明らかに夫とは見られ方が違う。
- 転職エージェントが紹介してくる案件の質が違う



夫には大手の案件も含めて様々な案件が紹介されるのに、自分には厳選された小企業やベンチャー企業の案件しかこない…
- 書類の通過率が非常に悪い
売り手市場で転職しやすいと言われる職種だったにも関わらず、明らかに書類の通過率が悪い
書類通過率が悪かった本当の理由はわかりません。
ただ、夫婦で同時期に転職していたことから、履歴書は夫婦で相互レビューしており、夫は私の履歴書を参考に作成していたので、履歴書内容が悪いことはないと思います。
そのため年齢、性別、育児中という要素で判断されているのではという疑念は消えませんでした。
面接で間接的に家庭の体制を確認される
同時期に同年齢で転職した夫は採用面接で家庭のことなど聞かれていません。
また、夫自身も「子どもがいるので残業できない」など面接で伝えるはずもありません。
一方で、私は面接で育児と仕事の両立が難しく一度正社員を辞めた経歴を話さねばなりません。
他に「保育園の転園があり入園できるかわからない」「残業はそこまでできない」ということも伝えておきたいです。
また仕事と育児の両立に悩んで仕事を辞めるはめになりたくないからです。
なので、当然、面接では間接的に家庭の体制を聞かれることになります。
あくまで私の思うところですが、これは採用可否に少なからず影響すると考えます。
それでもママの転職は不可能ではない
私は実際、フレックスタイム制度あり、在宅勤務可の非常に子育てをしやすい正社員の職を得ることができました。
今の時代、子育てや介護の両立に配慮してくれる企業は多いです。
書類の通過率は悪くても、面接で育児のことを聞かれても、採用してくれる企業に出会うことはできると思います。
転職活動中は落ち込むこともありました。
夫と比較しイライラすることもありました。
書類落ちが続くと、自分を否定されている気分になります。
でも諦めないでください。
とにかく、マッチする企業を1つ見つければ良いのです。
続いては実体験に基づいた、転職活動に向けての5つのポイントをご紹介します。
子持ちママの転職を成功に導く5つのポイント
①複数の転職エージェントに登録する
転職エージェントによって、子持ちママへの理解度はかなり異なります。
この理解度により紹介してくれる求人の質が異なってきます。
必ず2〜3社に登録して、自分にあう転職エージェントを見つけてください。
②履歴書に「不利な情報」は書かない
履歴書には産休・育休の期間を書く必要はありません。
その他、例えば「残業できません」「保育園の都合で勤務制限あり」といった情報は、履歴書には記載しないようにしましょう。
書類選考ではマイナス要素にしか働きません。
まずは面接のチャンスを得ることが最優先です。
条件面は面接時に自分の言葉で丁寧に伝えましょう。
③勤務条件は自分で聞かず、エージェントに任せる
在宅勤務、フレックスタイム、時短勤務などの実態について、面接でこちらから根掘り葉掘り聞いてしまうと「働く意欲が低い」と受け取られるリスクもあります。
このような情報は転職エージェントを通して聞いてください。
企業への印象を崩さずに情報を得られます。
転職エージェントも企業に紹介した人が採用になるとお金が入ってくるので、
決して不利になるような聞き方はしません。
ここはプロの転職エージェントに任せましょう。
④残業・欠勤・早退に備えた体制を整えておく
ママである以上、急なお迎えや体調不良は避けられません。
でも「それは当たり前」ではなく、仕事に迷惑をかけないための体制づくりが必要です。
例えば、以下のような体制を準備しておきましょう。
- 夫とのサポート分担
- 両実家へのサポート依頼
- 病児保育の利用登録
- ベビーシッターの登録
「休んで当たり前」「助けてもらって当たり前」と考えるのではなく、
自分のできる限りのことは実行し、周りからもサポートをしてもらいましょう。
そして、面接ではしっかりと体制を整えていることを回答できるようにしましょう。
⑤スキルを活かせる職場を選ぶ
自己研鑽の時間がなかなか取れないママであるからこそ、「これからスキルを伸ばす」よりも「今のスキルを活かせる環境」を選ぶことが、育児と仕事を両立させる大切なポイントです。
今後、長く同じ職場で働くため「6〜7割の力で働いていける環境」を選びましょう。
なので、面接でも自分のスキルはそこまでアピールしなくて良いと考えています。
無理をせず、素直な自分を受け入れてくれる企業こそが、ママが長く働き続けることができる職場だと思います。
最後に:子持ちママの転職は大変。でも道はある。
ママの転職は、場合によっては子どもの転校・転園も考える必要があり、非常にエネルギーを使います。
子供が小さいと、転職活動の時間を確保するのも大変です。
その上、転職活動ではやはり不利なような気がします。
転職活動中は落ち込むこともあります。
でも、大丈夫。
世の中には沢山の会社があります。
育児や介護を配慮する時代にもなっています。
私の経験が、少しでもあなたの背中を押すきっかけになれば嬉しいです。
ぜひ、自分らしい働き方を叶えてください!
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