仕事と1人目育児に必死で2人目を決断できなかった
「2人目がいてもいいな」ーー。
そう思うこともありました。
でも、仕事と1人目の育児で毎日精一杯。
ゆっくり考える余裕もなく、2人目を決めきれずにいました。
しかし「一人っ子でいいや」と割り切ることもできずにいました。
私は29歳で1人目を自然妊娠し、出産。
実家のサポートはなく、フルタイム勤務を続けながら、娘の育児に奮闘してきました。
でも理想の”ワーママ”には程遠く、毎日ヘトヘト。
2人目について「今の自分にはキャパオーバー」と先延ばしにしていました。
娘が4歳の頃、少し余裕はでてくるが…
娘が4歳になる頃、イヤイヤ期も脱し、自分にも少し余裕が出てきます。
2人目を思う頻度が増えます。
とはいえ、ゆったりとした時間はなく、慌ただしい日々です。

うーん…
やっと手が離れてきたのになぁ
でも産むなら早くしないと
自分の35歳という年齢も気になる
そんな中、自分の体調に変化が訪れます。
生理痛の悪化、病気の発覚
もともと生理痛は重かったのですが、ここ1~2年でさらに悪化。
眠れない、立てないほどの痛みが続くようになりました。
婦人科を受診すると、「子宮内膜症」と「成熟奇形腫」と診断されました。
医師の言葉が突き刺さります。
「治療を始めると妊娠は難しくなります。妊娠希望はありますか?」
先延ばしにしてきた2人目について、ついに決断を迫られた瞬間でした。
病気とは別の最大の悩み「夫婦の時間」
病気とは別に、私にはもう1つの悩みがありました。
それは、夫婦の時間が取れないこと。
「2人目もいいかも」と思う瞬間があっても
でも——
- 子どもと一緒に寝落ちしてしまう
- 起きても疲れていて気力がない
この繰り返しで、夫婦の時間を取ることがとても難しかったのです。
夫に何度か「2人目がいてもいいかも」と伝えたものの…
「毎日寝るの早いし、起きても機嫌悪いじゃん」
穏やかな夫ははっきり言わないものの、心の中で思っていたと思います。
義務的になるのも嫌。
でも余裕もない——。
ついに不妊治療を決心する
夫婦の時間の悩みはありながら、なんとか4、5回はタイミングを取りました。
でも、妊娠には至りませんでした。
病気の診断を受け、医師から提示されたのは2つの選択肢。
- 治療を開始する(=治療で偽妊娠状態になるので、妊娠しない)
- 早めに妊娠する(=妊娠状態が病気にとって良い)
2人目を育てる余裕はなくても、「2人目を諦める」「うちは一人っ子でいい」という選択はできませんでした。
「早めに妊娠する」を選択した私の頭に浮かんだのは「不妊治療」という選択肢。
でも、正直なところ、不妊治療ってよくわからないし、すごく大変そうなイメージがありました。
そんな時、不妊治療経験者の友人に相談してみたところ、
「不妊治療って言葉が重く聞こえるけど、最初は自然妊娠をサポートする感じだよ」と背中を押してくれたのです。
不妊治療を決心した瞬間でした。
勇気を出して夫に相談する夜
穏やかで、雰囲気を大切にする夫。
サクサク物事を進めるというよりは、何も考えず流れに身を任せるタイプの夫。
一人っ子で育った夫は兄妹の必要性をそこまで考えてはいませんでした。
そんな夫へ相談するのには勇気が必要でした。
どう説明すると、上手く話を受け入れてくれるだろうか——。
タイミングをみて、話を切り出します。
私「婦人科で病気を診断されて、治療するか、早く妊娠した方が良いと言われたの。」
私「治療すると妊娠できなくなってしまうから、それは選択できなくて。」
私「今大変で余裕はないけど、長い目でみると2人目がいてもいいかなと思ってる。」
私「そうすると、病気のことを考えて、早く妊娠したいと思うんだけど。」
私「それで…直球でいうけど、不妊治療はどうかと考えてる。」
夫「いきなり言われても…。自然に任せるのはダメなの?」
私「生理痛が辛すぎて。でも自分も不妊治療がどんなものか分からないから、まずカウンセリングで話を聞いてみたいと思ってる。」
夫「カウンセリングなら一緒に聞いてみてもいいよ。決めるのは、その後でだよ。」
私「ありがとう。」
良かった。
カウンセリングに一緒に行ってくれると言ってくれただけで一歩前進です。
この後、無事に治療に進むことができました。
最後に:自分の気持ちと身体を大切にしよう
- 仕事と一人育児に余裕のない自分
- 夫婦の時間がとれない自分
- 子宮内膜症の発覚
- 兄弟の必要性を強く思わない夫
こんな状況で色々悩みました。



2人目のことを考えるのは無責任かな



自分には一人っ子が限界かな



自分は仕事か育児のどちらかを選択するしかないのかな
無事不妊治療を開始できたものの未だ将来に不安はあります。
お金のこと、仕事と育児の両立のこと。
自分は不器用で、仕事と育児に精一杯です。
でも、自分の気持ちと身体は大切にしよう。諦めないように頑張ろう。
この記事が少しでも参考になりますように…。
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