はじめに
「不妊治療を始めたい」と思っても、すぐに治療に入れるわけではありません。
私自身、35歳で不妊治療を決意し、4月末に夫婦でカウンセリングを受けましたが、実際に治療を始められたのは7月末の3か月後でした。
焦る気持ちと現実のギャップに驚いた体験をお伝えします。
この記事では伝えたいこと
- 不妊治療をするか迷ったなら、カウンセリングや検査を先に始めた方がタイムロスが少ない!
- 治療をするかどうかを決めるのは、検査の後でもOK!
- 検査はスムーズにいっても2か月程度かかる
- 検査で異常があれば、別の治療が必要になる場合もある
次は私のカウンセリングから検査、治療開始までの体験談をお伝えします。
【体験談】カウンセリングから治療開始まで
1)夫婦で初めてのカウンセリング
まずはカウンセリングを申し込むクリニックを決めました。
不妊治療で大切なのは、通いやすさかと思います。
共働きの場合は特に!
①自宅や職場からの距離、②営業時間(平日遅い時間や土日祝の対応)を確認し、あとは口コミなどを参考にして絞りこみます。
センシティブな治療だけに、実際にカウンセリングを申し込んで、院内やスタッフの雰囲気など確認しておくと安心です。
私の夫は不妊治療に積極的ではなかったものの、「カウンセリングだけなら行ってもいいよ」と言ってくれて、スタートをきることができました。
カウンセリングでは確認しておきたい事項を質問しました。
・通院頻度や治療スケジュール
・費用
2)検査で風疹のワクチンが必要になり2か月のタイムロス
カウンセリングに行った結果、治療を行ってみようとなり、まずは検査を申しこみました。
検査の結果、風疹の抗体は基準内でしたが値が低めでした。
先生から「妊娠前にワクチンを打っておくと安心」と勧められました。
ワクチンを接種すると、2か月の避妊期間が必要になります。
「すぐ治療を始めたい!」と思っていた私は、この待ち時間にかなり落ち込みました。
しかも、この期間の後に次は卵管造影検査をするとのことでした。
その検査ではまた4日間の避妊期間が必要になります。
しかもその検査で異常があれば、その治療が先になりますと。
3) 治療開始はカウンセリングから3か月後
風疹のワクチン接種による避妊期間が終わり、その後の卵管造影検査を乗り越えた私はようやく治療に進むことができました。
進めたのは4月末のカウンセリングから3か月後の7月末。
「思っていたより長い…」
このままでは36歳になってしまう。
一般的に35歳から急激に卵子が劣化?すると言われているので、時間との勝負とも思われ、焦りがありました。
4)治療方針のすり合わせと絶望
先生からは「まずはタイミング法を4回試しましょう」と提案されました。
でも、私は35歳。昨年度末に子宮内膜症と成熟奇形腫が見つかった私は少しでも早く妊娠したい気持ちが強く、また焦ります。
タイミング法の回数を少なくできないか質問したところ、「では、いきなり人工授精に進みましょう」と言ってくれました。
・・・スキップできるのね。
勇気を持って質問した自分にバンザイ!
5)現在、人工授精2回目
今は人工授精2回目に取り組んでいます。
ここまで来れたのも、早めにカウンセリングに行こうと決心できたからかなと思います。
でも「もっと早く動けたな」とも思います。
治療をどうするかは検査の後に決めても問題ないです。
それより検査で問題があれば、治療すら開始できないかもしれないです。
検査への怖い気持ちもあるかもしれませんが、妊娠においては若いほど有利です。貴重な時間をロスしないように!
【おわりに】時間は貴重。迷っているなら早めのカウンセリングを!
私の経験から感じたことは、
- 検査結果により、想定外に時間がかかることがある
- 年齢が上がるほど「早く始めたい気持ち」と「実際の準備の時間」のギャップに苦しむ
- 焦る気持ちから検査や治療優先で突然仕事を休むが、自己嫌悪がやばい
ということです。
特に35歳付近の年齢の方は焦りを感じるのではと思います。
時間ほど貴重なものはありません。
怖い気持ちもありますが、カウンセリングに行くことや検査へのハードルを下げて、早めに行動することをオススメします。
特に夫婦で温度差がある場合は、夫を動かす必要もあるので、自分のフットワークや気持ちは軽めに持っておくと◎!
これが意外と難しいんですけどね。
治療でも一喜一憂しますしね・・・
どうか私の体験が少しでも参考になりますように。
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