育児と仕事の両立に悩んだ30代ワーママが選んだ道
一児の母(2024年時点で4歳のママ)になってから、2回の転職を経験しました。出産後10ヶ月で復職しましたが、子育てと仕事の両立に悩む日々が続き、転職を考えるようになりました。
1回目の転職では「正社員」から「パート+副業」へと転身。
迷いもありましたが、この経験を通して仕事への考え方が大きく変わりました。
ここでは、1回目の転職について振り返り、同じ悩みを抱えるワーママさんのお役に立てればと思います。
なぜ転職を考えたのか?育児で体力限界、仕事でストレス限界
職場に育児制度があっても業務体制にストレスを感じた
復職後は時短勤務で働いていましたが、夫が激務で、ほぼワンオペ育児の状態。
残業はできず、たとえ仕事が終わらなくても退社して保育園のお迎えに行かなければなりませんでした。
その結果、上司から「業務の共有やコミュニケーションが不足している」と言われることが増えました。
上司とのコミュニケーションが困難だった
職場には時短勤務制度がありましたが、上司は定時内にほとんど会議で不在で、メールも忙しさで確認されず、相談や指示を仰ぐのが難しい状況でした。
「もっと密にコミュニケーションをとるように」と言われても、会えない上司とどうやって連携を取ればいいのか困惑してしまいました。
復帰後の立場は若手社員以下、評価はつかない
業務内容は出産前と同じく中堅職レベルでしたが、立場は一転して若手社員以下とみなされ、評価は下がりました。
若手の指示を受けて業務をすることになりましたが、若手が背負いきれない業務を期限直前に任せられることが多くたまりませんでした。
育児と仕事の両立が難しかった
育児面でも苦労が多く、超田舎に住んでいたためネットスーパーなどの便利なサービスはなく、家事や育児の手を抜くことはできませんでした。
この状態が続くことへの不安が募り、転職を考えるようになりましたが、田舎で同職種への転職先はほとんどなく、それが転職の大きなハードルとなっていました。
次の道は!正社員を諦め「資格を活かしたパート+副業」へ
悩んだ末に好きな職種での転職を断念し、資格を活かした別職種を選ぶことにしました。
転職エージェントに登録し相談すると「育児中で正社員は難しい」とのこと。
この一言で、「育児中の女性に世間は厳しい」と感じました。
仕方がなくパート勤務を小遣い稼ぎの手段として選びましたが、自分の性格上、やりがいが不足し長くは続かないだろうと思いました。
そこで、育休中に学んだHP制作を副業として始めることにしました。
IT系の仕事は未経験でしたが、自分でスキルを磨きながら挑戦しようと決心したのです。
悩みながらの紆余曲折な転職活動
転職の決断は簡単ではなく、実際に半年ほど悩みました。
今すぐ辞めるほど追い詰められてはいなかったものの、まるで長距離マラソンを走っているかのようなストレスフルの状態でした。
夫に何度も相談し、彼の激務も改善できないかを相談しましたが、状況は変わりませんでした。
最終的に、このままでは自分が持たないと判断し、転職を決意しました。
IT系への挑戦と挫折
資格を活かした仕事に加え、HP制作を副業として始める決意をしましたが、IT業界は未経験のため、まずは就職することで経験を積もうと考えました。
ネットで「1〜2年働けば副業として軌道に乗せられる」という情報があったため、SEやWeb関連の仕事で働ければと思ったのです。
しかし、都会ならチャンスがあっても、田舎の勤務地から就職は困難と転職エージェントに言われ、数社に応募したものの全て不採用となりました。
紆余曲折の転職活動タイムライン
- 2021年06月:仕事復帰(子供10ヶ月)
- 2022年05月:転職活動開始(IT系にチャレンジするも惨敗)
- 2022年08月:資格を活かしたパートへの転職活動
- 2022年12月:退職
- 2023年01月:パート+副業を開始
正社員時代と比べてどう変わった?私が感じた変化
金銭面の変化
パートに切り替えたことで収入は減りましたが、夫が主な収入源であったため生活に支障はありませんでした。
しかし、収入が減ったことへの悲しさはありました。
副業で補おうと努力しましたが、十分な収入を得るにはまだまだ道のりが長いと感じました。
精神面の変化
精神的にはかなり楽になりました。
これまでのストレスフルな業務体制から解放されたことで、心の余裕が戻ってきたように感じます。
しかし、副業を立ち上げるのは想像以上に大変で、結果を出すには相当な時間を割く必要があると感じました。
夜間に進めるため睡眠不足の日々で、パートと育児をしながら片手間で副業を立ち上げることは結構辛く感じました。
時間的な変化
パートは週30時間で、時短正社員時代と時間の余裕はあまり変わりません。
ただ、責任が軽くなった分、子供の体調不良にも対応しやすくなりました。
副業作業は夜間に集中するため、睡眠不足が課題です。
副業が花開けば、人生が変わるかも
副業で安定収入を得られれば、精神的にも経済的にも余裕が生まれると感じました。
しかし、副業を確立するまでの苦労は想像以上で、簡単にはいかない現実もあります。
それでも、自分の可能性を広げるための挑戦を続ける価値は十分にあると考えています。
自分らしく働くために〜行動しないと変わらない〜
転職は大きな決断ですが、それによって新しい道が開けることもあります。
もちろん簡単ではありませんが、しっかりと考え、行動を起こせば、自分に合った働き方を見つけられるかもしれません。
転職を経て、人生における優先順位を再確認し、自分の時間を大切にすることができるようになりました。
仕事に人生を支配されるのではなく、人生の一部として好きな仕事を自分で選ぶ。
そんな働き方を目指したいと思います。
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